大人の矯正治療

医院ブログ

恵比寿ますだ矯正歯科(恵比寿・渋谷)は、裏側から矯正治療やマウスピース矯正(インビザライン)など、見えにくい、目立ちにくい矯正に力を入れています。

矯正治療後の歯並びはそのまま保てる?リテーナーについて

矯正治療が終了すると装置を外します。
きれいな歯並びになり装置も外して嬉しい時です。

治療後の歯の位置は最初とはある意味違う位置にあり、歯は少なからず元の位置に戻ろうとします。これを後戻りといいます。

この後戻りを防ぐための装置としてリテーナー(保定装置)と呼ばれる装置を使用します。
歯を新しい位置で安定させるわけです。

矯正装置を外したあと3ヶ月間くらいはできる限り食事・歯磨きの時以外の装着をおすすめします。その後は少しずつ使用時間を減らします。

一般的に取り外し式の装置のため、使用時間が短く適切でなかったり、使用しない場合は後戻りが生じてきます。

使用期間は矯正歯科医によってさまざまな考え方がありますが、長ければ長いほどよいでしょう。私自身の考え方としては寝る時だけでもパジャマを着るのと同じように毎日使用することをおすすめしております。このようにお話するとたいていの患者さまは毎日ちゃんとご使用して頂いております。

治療後、寝る時だけでも何年間も使用してる患者さまは、治療後の歯並びを長い期間維持でできています。生涯きれいな歯並びで過ごすためにもリテーナー(保定装置)をできる限り長く使用してみませんか?人間ですので付けたくない日もありますし、付け忘れる日もあるのは当然です。ライフスタイルに合わせてできる限り使用してみることをお勧め致します。

装置のカラーも様々取り揃え、患者さまに種類をお選び頂くようにしており大変に好評です。実際には色の部分は裏側で目立つことはありません

装置のタイプも各種あり目立ちにくいリテーナーもございます。
皆さん楽しみながらリテーナーを使ってみませんか?

八重歯の矯正治療 なぜ八重歯になるの?

八重歯でお悩みの方はいらっしゃいませんか?

八重歯ですと前歯の歯並びも悪く見た目も気になりますが、歯磨きをしても汚れを落としずらく、虫歯や歯周病のリスクが普通より高まります。

場合によっては唇をよく噛んでしまい度々口内炎になってしまうことでお悩みの方もいらっしゃいます。

八重歯は糸切り歯(犬歯:けんし)が表に飛び出てしまう状態をいいますが、上の歯並びによく見られます。

これは上の犬歯が永久歯の中でも最後の方に生え換わるため、顎が狭かったり、歯が大きかったりすると犬歯が生える場所がなく仕方なく表に生えて八重歯になります。

八重歯や歯のでこぼこなどの症状も矯正治療で改善できます。

矯正治療後にホワイトニングもされました。

期間・治療法などは症状によって異なりますので、まずは矯正相談を受けることをおすすめします。

前歯で物が噛み切れない…開咬(かいこう)の矯正治療③

前歯が咬み合わない開咬(かいこう)について前回、前々回は主に成人の場合に関して話題にしました。
今回は、子供の開咬についてです。

子供の開咬の原因は生まれつき顎の骨の成長方向が開咬になりやすい遺伝的・骨格的要因がありますが
意外と気づかれない場合があるのが日常習慣的な要因、いわゆる癖による開咬です。

たとえば
・3~4歳頃を過ぎても続く指しゃぶり
・舌を前に出す癖(舌突出癖)
・下くちびるをいつもかむ癖
・鉛筆やタオルなどをいつもかむ癖
・鼻がつまりやすく、いつも口で息をしてしまう口呼吸(こうこきゅう)
・舌がいつも下の前歯を押しているような低位舌(ていいぜつ)など

これらが日常的に繰り返されると前歯が咬み合わない開咬の症状が出てきます。
また前歯が前に出てくる出っ歯の症状も出てきます。

できるだけ早くに気づいて対処できれば症状を改善もしくは軽減できるのですが、そのまま成人になってしまうと骨の状態もその状態で固まり治療が複雑になってしまいます。

このような癖に早くに気づいて対処するだけでも歯並び・噛み合わせが悪くなることを予防できます。
ぜひ気をつけて見ていてあげてください。

 

例)舌突出癖

奥歯は噛んでいるが前歯が開いている

前歯で物が噛み切れない…開咬(かいこう)の矯正治療②

前回では前歯が咬み合わない開咬のお話を致しました。

以前にこの開咬の噛み合わせを差し歯で治療して前歯の状態は見た目に改善したが、やはり唇が閉じないので矯正治療を希望し来院された方がいらっしゃいました。

差し歯で治療した場合、そのメリットは治療期間が短いという点でしょう。
ただこの場合、歯を削らなければならないですし、削る量によっては歯の神経を取らないと治療できない時もあります。
また開いた前歯を噛み合わせるために差し歯の長さが長くなるデメリットが出てしまう場合があります。

開咬は前歯が噛んでいないからといって前歯を治療すればよいだけでは済まないこともあります。
奥歯の噛み合わせに問題がある場合や骨格的に問題があって開咬になっている場合は、その原因となる部分の治療を行わないとお悩みの解決にならないこともあります。

からだの病気の場合と同様に検査を行い、その原因をつきとめてから治療を進めるのとまったく同じです。
原因をよく把握した上で治療法を選択するのがよろしいかと思います。

https://www.masuda-kyousei.com/

前歯で物が噛み切れない…開咬(かいこう)の矯正治療①

前歯が噛んでいない状態を開咬(かいこう)といいます。

前歯で物が噛み切れないため脇の歯を使って噛みちぎるしかなく、とくに女性の方などは会食の時に苦労されているようです。

また咬み合うところが奥歯のみで噛む力をすべて奥歯で負担するため、年齢とともに奥歯の状態が悪くなることが多い噛み合わせでもあります

奥歯が欠ける・ヒビが入る歯が削れてしまうエナメル質が剥離する、虫歯になりやすいなど奥歯のダメージが大きく、歯を治療しても奥歯での負担は変わりないためまた悪くなることが多いようです。

原因としては
①骨格的・遺伝的な問題
②舌を出す癖(舌突出癖:ぜつとしゅつへき)、口呼吸(こうこきゅう)、
子供の頃の指しゃぶりなどの癖による問題
③顎関節部分(下顎頭)の骨吸収
などが挙げられます。

・ 症状の程度が大きい場合は、前歯を噛み合わせるために脇の歯(小臼歯など)を抜いて矯正治療を行う場合があります。

・ また骨格的な問題が著しい場合は手術を併用した外科矯正治療が適応になります。

・ 症状の状態によっては下の写真のように歯を抜かなくても前歯の噛み合わせを改善できる場合もありますのでどのような治療法が適応になるか精密検査をお勧め致します。