2010/12/02
虫歯も放っておくと歯並び・噛み合わせに影響するのをご存知ですか?
・歯と歯の間がひどく虫歯になった場合
→虫歯になって歯がなくなった分だけ後ろの歯は前に倒れてきます。
歯が前に倒れてくるということは、それと咬み合う歯との上下関係も悪くなります。
・虫歯や歯周病で歯を抜いてそのまま放置した場合
→両隣の歯が抜いた部分に倒れてきてしまいます。
またそれと咬み合う歯も抜いた部分に伸びてきてしまいます。
→とくに子供の場合、虫歯などで乳歯が早期に抜かれた場合
そのまま放置しておくと永久歯が生える(萌出:ほうしゅつ)するスペースがなくなってしまい、永久歯の歯並びは悪くなってしまいます。
このように虫歯や虫歯などで抜いた部分をそのまま放置してしまうと歯並びだけでなく噛み合わせも悪化します。
虫歯の治療だけで済むはずが矯正治療も必要になる場合があります。一般にこのような場合、普通に矯正治療をする時よりも治療が複雑になることが多いです。
放置しないですぐに対処・治療することが、結果として治療が楽になり、治療費の節約にもなります。
2010/11/29
昨日今日と2日間ロス・ウイリアムススタディクラブの公開セミナーに参加してきました。世界的に権威のあるロナルド・ロス先生が40年に及ぶ臨床経験と研究活動から築き挙げられた矯正歯科治療の診断と治療システムに基づいて治療を行っている先生方のセミナーです。
顎関節に調和した歯並びと噛み合わせを重視した考え方に基づいた治療法でとても有意義でした。また単に噛み合わせや歯並びを治療するだけでなく美しい顔、美しいスマイル、長期の安定性についても重点をおいており、私の目標とするところの考え方と共通する部分が多くとても刺激になった2日間でした。
良いと思われるものはひとつでも多く取り入れ最善の治療を提供できるようにしていきたいと考えております。
2010/11/25
矯正治療の相談でいらっしゃる方は様々な悩みをお持ちです。
たとえば前歯が出ている(上顎前突:じょうがくぜんとつ)と悩んでいらっしゃる場合でも次のようなパターンがあります。
・上顎の骨が大きい場合
・逆に下顎の骨が小さくて相対的に前歯が出ているように見える場合
・顎の大きさにはあまり問題はなく歯だけが前に傾いて出ている場合など
またこれらの状態が複雑に絡み合っている場合も多々あります。
逆に下顎がでている反対咬合(はんたいこうごう)の場合でもその成り立ちは様々です。
また顎の大きさだけでなく、その成長する方向も様々です。
矯正治療を始める前にはこれら顎の大きさ、角度、成長方向、歯の傾き、その他様々な項目を確認することが必要です。
噛み合わせの症状が似ていても原因が異なれば治療方法も異なります。体の病気と同じようにどこに問題があるのかを確認してから治療を行う必要があります。
そのため矯正治療を行う前には詳しい検査が必要になります。
そしてその検査の結果を読み取るために経験と知識が必要であり、矯正歯科が専門科目であることが多いはそのためです。
レントゲンや歯型、顔や口の中の写真などの資料を揃えることに加え、さらに全身の健康状態や歯並び・噛み合わせに関係するような習癖、食習慣や嗜好品などについてまでお聞きする場合があります。
それらを総合的に判断(診断)して、
①機能的な歯並び・噛み合わせ
②それだけでなく美しい口元、顔かたち
③将来的に健康な歯、歯周組織が維持
④これらが出来る限り長期に安定するような状態
を達成するためにはどのようにしたらよいかを検査資料から治療計画を考えます。
また患者さまのご希望も踏まえ、治療計画はひとつだけでなく複数になることも多々あります。
良い結果を出すためには
・歯を抜かない(非抜歯)計画がよい場合もありますし、
・逆に抜歯した方がよい結果につながる場合もあります。
・また装置によっても異なってくる場合があります。
但しこれらは治療の手段であって、あくまで治療の目的は①~④の項目をできる限り良い状態にすることです。
そのためには私たち歯科医師・矯正歯科医の治療に加え、患者さま自身の治療内容に対するご理解、毎日のホームケアが大変重要になります。
矯正歯科医と患者さま、お子さんの場合は保護者の方も協力して頂き治療を進めることが良い結果、素敵な笑顔につながる秘訣です。
2010/11/20
週末は2日間、茨城のクリニックで矯正治療を行ってきました。一日に20~30人の矯正患者さまがいらっしゃいます。
その中で中学生(13歳)になっても犬歯がなかなか生えて(萌出:ほうしゅつして)こない患者さまがいらっしゃいました。
犬歯は10歳前後で萌出します。レントゲンを撮影してみると犬歯は顎の骨の中で奥歯のあたりに位置していました。
歯がなかなか萌出しない原因は、萌出してくる方向が異常な場合やもともと生まれつき部分的に歯がない(先欠:せんけつ)の場合などがあります。
なかなか歯が萌出しない場合、片側は出ているがもう一方の歯が半年以上萌出しない場合は、歯科医院を受診することをお勧め致します。
2010/11/13
前歯の矯正治療を希望される場合、見た目を気にされて治療される方がやはり多いです。
今日の診療で矯正治療を始めることになった患者さまは、見た目よりも上の脇の前歯(側切歯)がねじれていて唇をよく噛んでしまう方でした。
唇を噛むことで口内炎になってしまうこと、また唇が渇くと唇が上がったままでおりてこない悩みを抱えていらっしゃいました。
前歯に限らず奥歯でもよく頬の粘膜を噛んでしまうことがあります。
上下の歯のわずかな噛みわせのズレ、歯のねじれなどによって起こります。
歯並び・噛み合わせを矯正治療または歯科治療で改善できることが多いのでご相談ください。