2011/04/12
虫歯になりやすい場所。それは汚れ(プラーク)が残りやすく、磨き残しが多いところです。
図でいうとオレンジ色の太い線の部分になります。
つまり次の部分がプラークが残りやすい場所です。
①歯と歯の間
②歯と歯ぐきの境目(左の図)
③奥歯では溝の部分(右の図)
下の写真でも歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目にプラークが付着しています。
この部分を意識して磨くことが大切です。
意識しないで磨いていると汚れが落とせていないことが多くあります。歯ブラシをゴシゴシ大きく動かしていても磨いた気分になりますが、汚れは意外と取れていません。
ポイント☆歯ブラシの毛先を汚れている部分にしっかりあてて、毛先が離れないように同じ場所で10秒くらい軽く細かく動かすだけでもかなりきれいになります☆
2011/04/03
デーモン(Damon)ブラケットとはアメリカのデュイット・デーモン博士によって1990年半ばに新しい概念で開発された矯正装置です。
従来のブラケットはワイヤーをしっかりブラケット装置に固定して歯を移動させていましたが、このデーモンブラケットはワイヤーがブラケット装置に対して固定されることなくスムースに滑るのが特徴です。
「ロー・フォース、ロー・フリクション」と呼ばれ、ワイヤーは装置の中を非常に摩擦が少なくスムースに動き、弱い力で歯を移動させるという装置です。
弱い力で移動させるため歯の移動時の痛みが少なく、摩擦も少ないので歯が効率よく動くのがメリットです。
アメリカではおなじみのとても良い装置なのですが、今までのデーモンブラケットは金属の部分が見える割合が多く日本ではなかなか受け入れられにくい部分もありました。
ですが昨年の秋にクリアの装置(Damon clear)に改良され、機能的な面だけでなく審美的・見た目的にも非常に良い装置になりました。今後、さらに積極的におすすめしたい装置のひとつです。
2011/03/16
先週3月11日、大地震が起こった時は茨城県のクリニックで診療中でした。
立っていられない程の揺れ、多くの誰しもが経験したことのない揺れでしたが、院長の冷静な判断で患者さま、スタッフを比較的落ちてくるものがない待合室へ退避。
棚の模型、備品などはほとんどが落ちている状態でした。またブロック塀が倒れたり、停電、断水、周囲では工場の火災などもありましたが皆無事でした。
岩手県沿岸には知り合いの先生、診療に行っていた先生もいらっしゃいましたが、安否の確認も伝言板、友人を通して少しずつ取れてきました。
一人でも多くの方々が無事であることをお祈りしております。
2011/03/06
舌側矯正いわゆる裏側からの矯正治療です。
去年にも参加したセミナーでしたが今年も参加してきました。
裏側に装置を付ける場合、その位置決めがとても重要になります。
今回の方法はとてもシンプルで無駄の少ないものでした。
講演された先生もいかに無駄を少なくシンプルにすることで、治療の精度を上げて且つスムースに進めることを強調されていました。
全くもってそのとおりだと思います。
いずれも患者さまにとって快適でメリットのあることだと思います。
シンプルかつスムースに