2015/06/02
当院で裏側の装置を製作依頼している会社3M unitek のCEO(最高経営責任者)であるメアリー・ジョーさんが直々にクリニックにいらしてくださいました。
3Mといえばあのポストイットなどでお馴染みの会社。
3Mは医療関係について広く取り扱っています。
当日は装置や治療例について、装置の現状、改善点があるかなどをお話をさせて頂き有意義な時間を過ごせました。
裏側装置のインコグニート
裏側の装置は患者様ごとにオーダーメードで製作されます。装置の厚さは大変に薄くかつ小さく患者様からも好評です。
装置の設計・製作はコンピューター上で行われ、既製品の装置とは異なりフル・カスタム・メイドで製作され、患者様ごとに適した装置ができ上がるため精度が非常に高いです。
装置製作のために取った歯型をコンピュータでスキャン
取り込まれたデジタル上の歯型で歯並びを整え、装置を設計していきます。
従来は石膏模型上で行っていた作業(現在も大多数がこの方法)ですが、デジタル技術を用いることで装置の精度がかなり高くなりました。
このようなデジタル技術を用いた装置の設計・製作はヨーロッパやアメリカを中心に普及しています。
当院もヨーロッパ(ドイツ)に製作を依頼しております。
装置の精度が向上することで治療の精度も向上し、治療期間の短縮にも結び付いています。
装置の性能や精度の改良についてはもちろんですが、患者さまにとって少しでも快適になるような修正も度々加えられています。たとえば装置を薄くしたり、角を丸めて舌に擦れにくくなるようになどの修正がなされています。
元々裏側の装置としては厚さが薄いので患者さまに好評で、装着した後も「思ったより違和感が少ない」「発音がもっと苦労すると思っていたけど大丈夫かも」などのご意見を頂いております。
患者様から頂いた写真の一部です。
患者さまから結婚式のお写真や風景の写真など沢山の頂いた写真をカウンセリングルームのモニターでスライドショーで流させて頂いております。
結婚式の写真はとにかく素敵な写真ばかりで、風景の写真などはその方によって視点や世界観が異なるので見ていて飽きません。
今回のエントランスのお花