2011/06/26
大人の矯正治療と違ってあごの成長を利用して歯並び・噛み合わせを治して行くのが子供の矯正治療の特徴です。
すなわち、あごの発育に合わせながら装置であごの大きさや上下骨格のバランスを整え、永久歯がいい位置に生えるようにしていく治療が主になります。
写真は緩徐拡大装置と呼ばれるもので、あごの幅を拡げるための取り外し式の装置です。真ん中には拡大するためのネジが入っており、このネジを4,5日に1回あるいは1週間に1回などまわすことで歯並びの横幅を拡大していきます。1回の回転で0.2mmでわずかなのですが、これはあごの成長や歯の生える状態に合わせ使用するためで拡大するには数ヶ月かかります。
ほかに2週間くらいの短期間に大きく拡大する装置(急速拡大装置)などもありますが、症状や年齢、歯の生え方の状態などによって装置は選択していきます。
いずれにしても拡大後は装置を外してしまうと戻ってしまうので、半年前後はそのまま装置の使用を続けます。
何よりあごの大きさや骨格のバランスを整えていくことで将来、健康な永久歯を抜かずに済む可能性が高まるのも子供の矯正治療のメリットです。
大人の方もお子様も生涯健康な歯で過ごせるように矯正治療を通して一人でも多く素敵な笑顔をみつけるお手伝いをできれば嬉しい限りです。
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渋谷 恵比寿 広尾 矯正歯科専門
恵比寿ますだ矯正歯科
院長 益田 勉