2011/04/17
前回の記事に示した図のように①の部分:歯と歯肉の境目に歯垢(プラーク)が残っています。そしてその周囲は赤く腫れて歯肉炎の状態になっています。
写真のこの部分の歯は他の歯よりも内側に入っているため、意識しないで歯磨きをしていると歯ブラシの毛先が届いておらずいつも同じ部分を磨き残しがちになります。
②の部分は、いつも同じところにみがき残しがありその部分の歯垢(プラーク)を取り除いた状態で、歯の表面が乳白色になっています。
これが脱灰という状態で、歯の表面からミネラルが奪われ歯質表面の構造が壊れ虫歯になりつつある状態です。
大人の場合ではこのような歯垢歯石により歯肉周囲の炎症状態が長く続くと、さらには歯周病へと進行してしまう危険があります。
歯垢(プラーク)の中には酸をつくりだし脱灰を起こすようなミュータンス菌が多くいるため、まずは歯垢を確実に毎日落とすことが大切です。そのためには歯垢をきちんと落とせるような歯磨きの方法を覚えることが重要です。
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